ビンテージって…

 午前中、午後とまじめに業務に精進。夕方、今日はホワイトデーなのだとラジオの放送で知るが、自分にはまったく関係ありません。杉村太蔵議員の結婚報告には、呆れるというか、当選後、知り合うから結婚を決めるまで、よくそんなヒマがあったなと無駄に元気なパワーに驚く。もう一つ、呆れたのはPSE法で、「ビンテージ品は除外」というニュース。
 明日、日本シンセサイザープログラマー協会が集めた署名を出すのに先んじて二階経済産業省相が明らかにしたもの。まったく姑息な手段に出たものですねー。坂本龍一を代表とした音楽家だけなだめておけばよかろうという態度が見え隠れ。
 この春、上京して家財道具一式をそろえなければならない学生さん、銭金に出てくるようなビンボーさん、おいらも含めた低所得層には、ビンテージより、使える家電製品を続けて売ってほしいし、売れるシステムを残してほしいんですよね。しかし、ビンテージって何だよ? この問題については皆さんも語り出せばきりがないんだろうけど、しかし、日本人というか役人主導でやってきたことは明治時代以降、こんなのばっかり。
 文明開化が始まると全国にあった城郭を破壊し、廃仏毀釈によって寺院、仏像、仏具を破壊。戦後はオリンピックをきっかけに東京の町並みを破壊。いまさら日本橋に空を、なんていっても遅いですよ。いっそ、愚かさの記念碑としてそのままにしておけばいかが。また、これは物ではないけど、そのオリンピックの少し前、「町村合併促進法」や「住居表示に関する法律」によって、由緒ある地名がどんどん消えてしまったのでした。かわりに出てきたのは、○○が丘、○○野など広告のような地名ばかり。
 もう沢山ですよねぇ。