2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

高所恐怖症には無理なスポーツだが…

気がつけばこのところ読んでいるのは女性作家の作品ばかり。しかもスポーツ小説だ。昨晩読み終えたのは、森絵都「DIVE!!」(角川文庫)。都内のダイビングクラブに所属する少年3人が、クラブの存続とシドニー・オリンピックをかけて競い合うというストーリ…

風が強く吹いている

青春短距離小説に続き、昨晩も陸上をテーマにした小説を読む。隣の歌声男改め絶叫男がうるさいので、読書で意識を遮断しているのだよ。さて、今回手にしたのは、三浦しをん「風が強く吹いている」(新潮社)。都内の八幡山付近とおぼしきオンボロアパートの…

一瞬の風になれ

机にへばりついたまま一日が過ぎる。空しい。こんなときはスポーツ小説を読んで体を動かしたつもりになりたい(無理?)。そこで最近のベストセラーから、佐藤多佳子「一瞬の風になれ」全3巻・講談社(このあいだ、ブック○フの単行本500円均一セールで運良…

小人閑居して不善をなす。俺?

週末から今日まで3冊を読む。完全に現実逃避モード。まずいなぁ。って、他人事のように語るのも問題なのだが。小人閑居して不善をなす、とはよく言ったもの。まさに俺のためにあるような言葉だが、まず1冊目は奥田英朗「サウスバウンド」(角川書店)。小…

この世界の片隅に

このところの寒さやもろもろの考え事で思考停止状態。俺、やっぱり冬眠が必要? 春が待ち遠しいこの頃ですが、つい最近はこうの史代の新刊「この世界の片隅に」上巻(アクションコミックス)を読了。太平洋戦争末期の広島が舞台。主人公のすずは、幼い日に一…

女性ベーシストが好き

先日、女子校生剣士のことを書いたが、じつは俺、女性ベーシスト萌えでもあるのです。女性が重いベースをブンブン、ブイブイ鳴らしてる姿なんて、もう……。ロックバンドには女性ベーシストが意外と多いので、俺と同じ趣味の人もいるのではないでしょうか。い…

僕たちの戦争

仕事がうまくいかず、今日は早々に終了。気分転換に、荻原浩「僕たちの戦争」(双葉文庫)を読む。平成時代のフリーター・尾島健太と、太平洋戦争末期の航空隊練習生・石庭吾一がタイムスリップによって入れ替わる。瓜二つだった2人は、別々の時代を生きざ…

しをんのしおり

久しぶりにエッセイものでも、と三浦しをん「しをんのしおり」(新潮社)。腐女子系直木賞作家の初期エッセイ集(2002年発行)だが、このときから文章うまいよなぁ。初出が2001年だから、当時25歳? 恐らく同世代は彼女の才能に激しく嫉妬したと思う。オヤジ…

三十路の女

偶然、女性の三十路についての本を2冊続けて読む(偶然というのは、ブックオフでどちらも105円で買ったため。俺の読書はすべて購入金額に優先するのです)。1冊目は奥田英朗「ガール」(講談社)。収録されている短編は5つ。課長に抜擢された女性、結婚か…

僕の小規模な生活

ブック○フへ行くと単行本500円均一セール開催中。せこい性格なので、単価の高い商品から探し始めるのだが、めぼしい本はなし。ようやく、文遊社の鈴木いづみコレクション2冊を拾い上げ、その後はいつもの105円コーナーで三浦しをん、多和田葉子、桐野夏生な…

萌えよ剣

昨晩のこと。息子が立ち寄り、「いつも借りてばかりで悪いから」と言いながら、竹内桜/雑破業「ちょこッとSister」1〜8巻(ジェッツ・コミックス)を置いていく。アニメにもなってたんですね。早速読んだら、主人公ちょこの造形、間の取り方、ギャグの落…

年の差婚

今日届いた年賀状を見ていたら、田舎の同級生から結婚したとの葉書があった。初婚であり目出たいのであるが、2人で収まった写真を見るにつけ、お嫁さんはなかなか奇麗な人で、年も十以上は離れているのではないか、という若さ。友人にはこの年まで我慢した…

Y○田さん上京

広島からカメラマンのY○田さんが上京し、夕方から明大前にて新年会。相変わらず無駄に元気というか、苦労の陰さえ見えないさっぱりした顔である。両親の介護でちょっとはしんどい思いでもしているのかと想像していたのだが、毎日ご飯も作ってもらって、Y○田…

ハードボイルドだど!

正月らしく、刺身、筑前煮などを肴に日本酒。その間、読みかけの志水辰夫「あした蜉蝣の旅」(新潮文庫)読了。都内で小さな編集プロダクションを営む男に、祖先の残した財宝探しの話が持ちかけられる。半信半疑だった男の周囲には、その話を持ち込んだ老人…