女性ベーシストが好き

 先日、女子校生剣士のことを書いたが、じつは俺、女性ベーシスト萌えでもあるのです。女性が重いベースをブンブン、ブイブイ鳴らしてる姿なんて、もう……。ロックバンドには女性ベーシストが意外と多いので、俺と同じ趣味の人もいるのではないでしょうか。いない?
 まずは、子供心に女性ロッカーの存在を知らしめたスージー・クアトロ。この頃は別に女性ベーシストという意識はない。英国人だとばかり思っていたのだが(レコードはUK発売だった)、米国デトロイト生まれ。つなぎの革ジャンがエロチックでした。子供心に。

Suzi Quatro「Daytona Demon」



 つづいて、トーキングヘッズのティナ・ウェイマス。彼女によって、俺の女性ベーシスト萌えが決定しました。映像は、彼女が夫のクリス・フランツと結成したトム・トム・クラブのもの。

Tom Tom Club 「 Genius Of Love」



 時代は少し下り、オルタナティブ・シーンからはソニック・ユースのキム・ゴードンが登場。映像は2006年のものだけど、いやぁ、まだまだ若々しいですね。

Sonic Youth「Incinerate」



 そのほか、ジャズ畑にはミシェル・ンデゲオチェロMeshell Ndegeocello)、タル・ウィルケンフェルドTal Wilkenfeld)などの女性ベーシストがいるようですが、これは俺の守備範囲外。一方、日本ではどうかというと、ここも最近増加傾向。最初に注目したのは、スーパージャンキーモンキーのかわいしのぶ。この当時はハードコア・バンドだが、解散後は、デビュー当時の矢井田瞳のバックバンドや、戸川純をフィーチャーしたtricomiなど、多くのアーティストの録音に参加。回文の本(「回文堂」新潮文庫)も出してます。

・Super Junky Monkey「Buckin the Bolts」



 かわいしのぶよりもお姉さんだけど、日本でのデビューがその少し後になったのがTokie。サルファー、RIZEAJICOLOSALIOSを経て、現在、Unkieを結成。とにかく、スタイルが格好いいっす。

Unkie「Tecaba」



 そして、最後は最近知った林束紗(はやし・たばさ)。浅井健一(元ブランキー)のPVで見て、何者?と思ったところ、SCARLETというバンドのベーシストだそうです。オヤジ、ひそかに注目中。

浅井健一「Dark Cherry」