萌えよ剣

 昨晩のこと。息子が立ち寄り、「いつも借りてばかりで悪いから」と言いながら、竹内桜雑破業ちょこッとSister」1〜8巻(ジェッツ・コミックス)を置いていく。アニメにもなってたんですね。早速読んだら、主人公ちょこの造形、間の取り方、ギャグの落とし方など、「よつばと!」と多々類似点あり。漫画に流れる空気感みたいなものが人気になった要因? 息子は代わりに小梅けいと木尾士目くじびきアンバランス」2巻(アフタヌーンKC)を持っていったが、これって親子の貸し借りとしては問題があるのではなかろうか。


ちょこッとsister 8 (ジェッツコミックス) くじびきアンバランス 2 (アフタヌーンKC)


 以下、年末から最近にかけて読んだ漫画から。

大和田秀樹「ぶっちぎりCA」1巻(角川チャージコミックス)


ぶっちぎりCA 1 (KADOKAWA CHARGE COMICS)


 スチュワーデス、もとい、キャビンアテンダント漫画です。昨年創刊した角川書店コミックチャージ連載中。主人公は新人の山根鈴(巨乳)らしいのだが、元ヤンキーの先輩キャビンアテンダント(鬼夜便悪天断人)、花園ひなこ(微乳)が毎回暴走するギャグ漫画。機内で単車をころがす、客のヤクザをしめるなどは日常茶飯事。なぜか大阪弁のフランス人GH(グランドホステス)、フランソワもいい味出してて、もー無茶苦茶な漫画であります。俺は好き。


五十嵐あぐり土塚理弘バンブーブレード」7巻(ヤングガンガンコミックス)


BAMBOO BLADE 7 (ヤングガンガンコミックス)


 タマちゃんのライバル、榊うらがいよいよ登場。次の巻に期待を持たせる展開に。女子校生剣道漫画という珍しいジャンルで最初は手を出したのだが、ここでふと気づいたことが一つ。俺って、「女子校生剣士」が好きなのでは? 萌えのジャンルとしてあるのかどうかは知らないが、他のアニメなどを見ていると、どーもその気があるような。たとえば、「瀬戸の花嫁」の悩まし番長こと不知火明乃(しらぬいあけの)。↓


瀬戸の花嫁 キャラクターソング6 らせん


ラブひな」では青山素子。↓


春夏秋冬恋繚乱 - 青山素子ミニアルバム 「ラブひな」より


そして近作では「陰からマモル!」の真双津椿(まっぷたつつばき)など。↓


陰からマモル!〈2〉椿の初でいとへの道 (MF文庫J)


 これらの共通点を挙げてみると次のようになろうか。まずは外見。
・つねに真剣、または竹刀を携行
・ストレートな黒髪の美人
・制服を脱ぐと、なぜかナイスバディ
性格的には以下がほぼ共通。
・人里離れた場所で修行に明け暮れていたため、世情に疎い
・男子に対して免疫がなく、苦手かつ奥手
・曲がったことが大嫌い。義理を重んじる
・以上のことから、劇中では、ずっこけ役としての役回りを余儀なくされている(ギャグ要員としての活躍がほとんど)
 個人的には、最後の美少女剣士の外見とずっこけ役としてのギャップが好きなんですけどね。しかし、新年早々、こんなこと考えていていいのか?