終了!

 神保町に出掛け、この2カ月ほどかかりきりだった本を入稿。やっと肩の荷がおりました。夜、編集プロダクションのS社長と飲んでいると、版元のMK氏も合流。そこで意外な話を聞く。それは本当ですか? あー、誰かに話したくてしょうがない。(こー見えて、俺は口が軽いんです)
 帰宅後、ランズデール「罪深き誘惑のマンボ」(角川文庫)読了。ハップの元恋人フロリダが失踪。現恋人の警部補からその捜索を頼まれたハップは、レナードと二人でフロリダが消えた町、グローブタウンに向かう。が、グローブタウンは時代が逆戻りしたかのような人種差別者が支配する狂気の町。ゲイの黒人レナードと、彼と一緒にいる白人のハップは着いた早々目を付けられ、執拗な嫌がらせを受ける。フロリダは死の疑いが濃くなってくるが、一体誰が? というような話なんですが、前作「ムーチョ・モージョ」より展開はエモーショナルかつサスペンスフル。シリーズ作に拍車がかかってきたようで一気に読めた。次の作品が読みたいんだけど、ハップとレナードのシリーズはこれで手持ちが終了。残念だけど、「ボトムズ」(ハヤカワ文庫)のほうに取りかかろう。


罪深き誘惑のマンボ (角川文庫)