これからはあるくのだ

 午後から六本木で取材が1件。帰りの電車で、最近持ち歩いていた、角田光代「これからはあるくのだ」(文春文庫)を読み終える。表題は、自転車に上手く乗れないことで散々な目に遭い、自転車を捨てる決意をしたことから最後に出した結論。カバーには「ボケッぷりとユニークな発想は、少女時代から大炸裂!」とあるが、そのように読んでも良いし、俺には時々作者を襲う白昼夢のような光景のスケッチが強く印象に残りました。作者の小説が苦手な人にも楽しく読める1冊。


これからはあるくのだ (文春文庫)