ジャイアント

 仕事に追われない日は幸せ! なんてことを噛み締めながら、山田芳裕ジャイアント」(モーニングKC)全9巻を一気読みする。
 外人選手獲得のためプロ野球のドラフトからも漏れた2mの大男・巨峰貢が、シングルAから始めて、メジャーのスラッガーになるまでの物語。「へうげもの」でおなじみの濃ゆいキャラクターたちが、フィールを縦横無尽に暴れまくる野球漫画だと思ってください。デフォルメされた肉体の描写など、随所にうならされるシーンが満載。あとはこの作者の「デカスロン」が読みたいのだが、なかなか揃いで出ないんだよなぁ。