自転車がお釈迦に……

 バン! 大きな音がして、自転車の後輪がパンク。調布に向かう途中、品川通りでの出来事。午前中とはいえ陽射しが相当にきついので、自転車を押すはめになったことを後悔する。自転車屋のおじさんから「これ以上の修理は無理。そろそろ買い換えたほうがいいよ」と言われていたとおりになった。よく見ると、スポークはさびだらけ、フレームは傷と汚れにまみれており、道端にあったら、捨ててある自転車と判断せざるをえない代物だ。これで新しい自転車を買う決心が付く。

 3連休2日目は積読してあったマンガを読む。松田洋子『ママゴト』第2巻(エンターブレイン)は、第1巻も相当泣かされたが、この巻にも泣かされる。映子の願いは決して聞き入られる類のものではないけれど、幸せをつかんでほしいと願わずにはいられない。万人受けしない松田洋子のマンガも、なんとかこの作品でブレイクしてほしい。

 立沢克美『ポンチョ』(ヤンマガKC)は帯に井上雄彦原泰久(キングダム)両氏の推薦文があったので、1、2巻をまとめて購入したもの。見るからに野生児の大江慎弥(通称ポンチョ)と、肩を壊して野球から遠ざかっていた不破圭輔の2人が弱小野球部を立て直していくというストーリー。野球は素人、しかし運動神経とバッティングセンスがずば抜けているというポンチョの造形がいい。ヤンマガから出てくる作家だけに、絵は相当うまい。続けて追っかけてみよう。