エンダーのゲーム

 午前、午後とオースン・スコット・カード「エンダーのゲーム」を読む。なぜ今頃この本? といわれても答えようがないのだが、それは本棚に売れ残っていたから。翻訳が発売された当時から評判の作品ではあったが、その頃、俺のSF離れも始まっており、とうとう読まずじまいで今日まできたのでした。で、これが読んでみると今でも充分面白かった。宇宙人に滅ばされんとする人類の命運を握った、超人的な能力を持つ少年の教養小説ヒューゴー/ネビュラ両賞のダブルクラウンもうなずける、現代風アレンジのスペースオペラでした。
 夜は7時20分から10時までNHK・FM「サウンドミュージアム」(佐野史郎)で加藤和彦特集。テレビを見ていた前の生活なら聞き逃したであろうが、これはラジオ生活に切り替えた余録? 加藤和彦とのおしゃべりも入るので、ミカ・バンド以降のアルバムからは一枚につき一曲という駆け足構成。それでも充分満足。ちなみに来月のゲストは高橋幸宏