サウスサイド・ジョニー兄貴

 光陰矢のごとし。ふと、昔行ったコンサートの半券があったのだったと思いだし、それを貼り付けてあったノートを探すが見つからない。おまけに、一緒に並べてあった過去の日記も行方不明。高校生のとき書いていた、とても恥ずかしいものもある。ややこしいところに忘れてきていなければいいのだけれど。
 なぜ、昔の半券を探そうとしたかというと、今日たまたまサウスサイド・ジョニー&アズベリー・ジュークスのCDをかけていて、そういえばネットで彼らのことはどう書かれているのかしらんと検索をかけたところ、たまたまブログにそのことを書いている人がいて、おまけに彼らの後楽園ホールでのコンサートに行った、とあったからだ。このコンサートはおいらも行っており、ああ、同時代の、しかも同じ空間の空気を吸った人がいる! と感動したのでした。
 サウスサイド・ジョニー&ジ・アズベリー・ジュークス。知っている人は知っている。実際の音楽を聴いたことのある人はもっと少ない。ニュージャージーはアズベリー・パークの偉大なるローカル・バンド。ブルース・スプリングスティーン、リトル・スティーヴンの兄弟分で、ジョン・ボン・ジョヴィがリスペクトする兄貴。野坂昭如風のサングラスが時代やなぁ〜というルックスなんだが、ごきげんなブルー・アイド・ソウルを聴かせてくれるですよ。レコードはデビュー盤から3、4枚目まで持っていたのだけれど、とうになくしてしまっているので、現在もっているのはベスト盤のみ。あぁ、初期のCDがほしくなってきたぞ。
 閑話休題。そんな昔のチケットを探しているかわりに出てきたのが20年以上前の写真。これも恥ずかしいといえば恥ずかしいのだが、しばらく見入ってしまった。まだ視力がよかった頃なので眼鏡をかけていないし、髪も黒々ふさふさ。一緒に写っている友人も当然ながら皆、若いです。春になると昔のことばかり思い出すなぁ。