スローライフよりステテコライフ

 昼過ぎ、上はTシャツ、下はステテコという姿でふーふー言いながら校正をしていると、窓の外を叩くような音がする。なんだぁ? と思って見ると、カラスが干してあるシャツからハンガーを外し、持っていこうとしているのであった。あわててカーテンをシャーッと開けると、物音に驚いたカラスは逃げていったが、シャツは半分ずり落ち、あやうく盗られるところであった。くぬーっ! と外を見ると、カラスのやつ、前のマンションの給水漕の上で先にどこかから盗ってきた他のハンガーをくわえて、これから巣に戻ろうとしていやがる。今日は無精してクリーニング屋の金物のハンガーを使ったので狙われたのだろうが、今度から気をつけないと。それにしても間近に見るのは初めてでちょっとびっくりする。夜もまた校正の続き。合間に、ジョージ秋山「WHO are YOU 中年ジョージ秋山物語」(ビッグコミックスペシャル)を読む。
注:ステテコであるが、小生はもう7、8年前から夏の家着はこれと決めている(胸を張って言うことじゃありませんが)。一度はくとクレープ綿の肌触りが心地よく、高温多湿の日本の夏、二度と手放せなくなること必至です。ルックス面で婦女子にはなはだ評判が悪いという欠点はあるものの、男ならステテコであぐら、ビールをクーッでプハーッですよ。みんな、だまされと思ってはいてみな!