セコい話

ogawamachi2006-05-22

 神保町にて打ち合わせ2件。最近の行動範囲がK王線M大前駅より先に出ることがなかったので、都心は久しぶり。やっぱり神保町は楽しいなぁ。日本で一番好きな街かも。昼食は打ち合わせに同席したF里氏と錦町の更科でお蕎麦。校正の作業について簡単に打ち合わせしたのち、帰り、古書店に立ち寄り。以前、別の店で買った○○○○のポスターが3分の1の値段で出ているのに逆上。他人に安く買われるのが悔しいので、むりやり買う。同じものをダブって持っていてもしょうがないと思うのだが、古本好きの心理とはこんなもの。セコい話ですみませんが。
 今日売れた宇能鴻一郎「斬殺集団」は、おなじみの一人称告白ポルノではなく、真面目な歴史小説新選組斉藤一の正体が、松平上総介だったという大胆な仮説に基づいたもの。歴史小説好きにはわりと知られた一冊ですね。青樹社版もありますが、やはり初版のこの宮田雅之の装丁がいかしてます。宇能鴻一郎+宮田雅之の組み合わせでは、「淡月斎女人斬り」(桃園書房)もオススメ。

■今日の売上
宇能鴻一郎「斬殺集団」(新潮社) 1,000円
みね武・嵯峨島昭「白い華燭」(KKベストブック社) 500円
長谷川法世宇能鴻一郎「忘鬼一郎旅券控 金髪を斬れ」(徳間書店) 800円
プリンツ21「1997年冬号 横尾忠則31面相」 500円