闇の守り人

 昨日に続いて上橋菜穂子「闇の守り人」(新潮文庫)読了。新ヨゴ皇国での仕事を終えた女用心棒バルサが、過去を清算すべく生まれ故郷のカンバル王国へ潜入。奸臣の謀(はかりごと)を未然に防ぐ活躍が描かれると同時に、前作同様、民族の風習が描写され、大人でも十分楽しめた。面白さでいえば前作以上かも。結末が近づくにつれ、まだ終わらないでくれと念じながら読むのは久しぶり。次回作が待ち遠しい。


闇の守り人 (新潮文庫)