メランコリー
お彼岸が来たと思ったら急に涼しくなったこの頃。体調が思わしくないのはしんどい仕事の締切が近づいたせいもあろうが、秋の気配のせい? 十何年も前、部下の女の子に、秋はメランコリーになりやすいよなぁ、なんて漏らしたところ、すぐさま、メランコリーだって(爆)、死語! と嘲られたことを思い出した。俺にとってのメランコリーは、レイ・ブラッドベリの小説のイメージなんだけど(涙)。まぁ、ともかく今も憂鬱な状態であることには変わりないので、日記は最近の読書でお茶を濁すことに。
・横山秀夫「深追い」(新潮文庫)
相変わらずオッサンくさい文体ではあるが、警察小説だとなぜかこれがハマる横山秀夫。寝る前に一、二編読むのには丁度よい分量かと。
・COCO「今日の早川さん」(早川書房)
最終ページで岩波さんが! しかし、早川書房も商魂たくましいというか。
・矢沢あい「NANA」18巻(りぼんマスコットコミックス)
さらにダウナーな展開になってきたNANA。今さらながら、ピストルズやらヴィヴィアンなどの固有名詞が鬱陶しくなってきた。ラディカルというなら、米カントリー界の女性トリオ、ディクシー・チックスのほうがよっぽど気が利いているしなぁ。ストーリーもありきたりな展開になってきたので次巻からはパス。
・はっとりみつる「ウミショー」(少年マガジンコミックス)
アニメで興味を引かれ、本編を買ってみたらこれが意外と拾いもの。男子の下品な欲望をかなえてくれる、明朗なお色気ギャグ漫画。少年漫画はこうでなきゃ。しかし、俺の本棚でこれを見つけた息子から「ぼくも全部持っていたから貸したのに」と言われてしまう。俺たち親子って……。
・柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」4巻(ヤングジャンプ・コミックス)
ついにホームレスの師匠のもとで修行を開始し、再起をはかる主人公。あっという間に読み終えたのだが、よく見るとコマもネームもでかっ! ハイテンションという惹句はそんなからくりでしたか。
・日本橋ヨヲコ「少女ファイト」3巻(イブニングKCDX)
待ちに待った3巻。買った日に2回読み、さらに第1巻から通して読み直す。どーして俺はこんなにこの作品が好きなのだろう?
・森薫「エマ」9巻(ビームコミックス)
外伝編の2巻目。心持ち前の巻よりエピソードの興趣が薄いけど、次で完結とのことなので最後まで付き合いますよ!