民営化

 ある件につき久しぶりに弟と電話で話す。弟は九州の某県で郵便局勤務。この民営化で、最近は連日遅くまで残業とのこと。どこもかしこも忙しいんだなぁ。きちんとしてないのは俺だけかもしれん。夜、石田敦子アニメがお仕事!」第7巻(ヤングキングコミックス)。これにて完結。さほど話題にならなかったし、今の若い人には絵が古く見えてしまうだろうが、いいストーリーでした。たまたまアニメ業界が舞台というだけで、青春の輝きはどこも変わらないというわけですね。なんちゃって。これを読み終えても眠れず、さらに橋本治短編コレクションの2冊目、「愛の帆掛舟」(ちくま文庫)に手を出す。表題作は、嫁と舅が相続問題をきっかけに愛するようになるという、近親相姦の変形もの。「臆面のないメロドラマを設定して、それが本当に美しくなるのかどうか?」という作者の試みは成功していると思う。これを読んでようやく就寝。


アニメがお仕事! 7 (ヤングキングコミックス) 愛の帆掛舟―橋本治短篇小説コレクション (ちくま文庫)