桜、角田光代、小西真奈、ホッパー


 急な打ち合わせが入って、午後、新宿御苑にある知人の事務所へ。新宿駅南口から御苑に続く道は大変な混雑。皆、楽しそうでいいなぁ。俺も少しは桜の花でも見て帰ろうと、御苑ではなく、自宅のある駅のひとつ手前で途中下車。ここはホーム途中まで屋根と壁が延伸されるまでは本当にきれいな駅だったのだが、それができてからは景色的には少し残念なことになった。その裏を抜け、野川にかかる橋から上流、下流の桜を少し見物。夜は、角田光代「しあわせのねだん」(晶文社)を読む。カバーの小西真奈という人の絵が素敵。エドワード・ホッパーをシュールにした感触がおもしろい。