熊のきんたま

 久々に体を動かして疲労したせいか、おかしな夢を連続して見る。
 まず、なぜか熊狩りの現場にいる俺。熊が死ぬ間際に抱きすくめられてしまうと、最後の力で爪をこちらの体に食い込ませてくるという。そりゃ恐ろしいことだ。そうさせないためには、熊の背中に泥を塗りたくり、さらに、熊のきんたまをすりつぶして作った薬を塗らなければならないのだという。熊のきんたまって大きいのだろうか。しかし、抱きつかれる前にそんなことをする暇があるとは思えないのだが、俺は前へ進まなければならない。と、そこへ、目の前にあらわれたのは新たな敵。狼だ! が、見た目にはどうしても雑種の野犬にしか見えない。おそらくテレビでしか狼を見たことがないため、夢のなかで実像を結ばなかったのであろう。
 場面は次に切り替わり、今度は庭園風のレストランで女友達とテーブルを囲む俺。よく見るともう一人お客様がいて、なんとそれはファッションモデル・タレントのはなちゃん。え〜っ、俺なんかが同席してていの!? と思いつつ、やっぱりうれしい。どんな話すればいいのかな、と考えていると、場面は早くも切り替わり、なぜか居酒屋にテレポートしてしまっている俺。で、はなちゃんも一緒なのかなと横を見ると、そこにいたのは参議院議員蓮舫。え、なぜ蓮舫が? 突然のことに戸惑う俺。恐らく同じショートカットつながりではなちゃんが蓮舫に切り替えられたのだろうが、われながら安い発想だなぁ。
 そこへ次々に見知らぬ人、見知った人などがあらわれてきたところで目が覚めた。時計をみると5時50分。まだ起きるには早いので、もう一眠りすると、今度は古本屋とアンティークショップがごっちゃになった店に立っている俺。ぶらぶら店内を見ているうちに、小学校高学年のガキが俺の服にいたずらをしてやがる。普段ならしないのだが、とっちめてやって店を出ると、そいつの父親が追いかけてきた。わけを話し出そうとしたところで目が覚める。今度は7時半。結局、気持のいい目覚めではなかったのでした。