復刻版

　午後からは雨と予報で出ていたので、昼前に用事をすませるべく調布へ。久しぶりに大きな書店（といっても、調布ではリブロしかないので規模のたかは知れているのですが）へ。美術書コーナーへ行くと、河出書房新社から「骰子の七の目」が復刊されているではないの。いつのまにか、こんなものまで。綴じ込みもそのまんんま挟み込まれていますね。その隣には「アリス完全版、在庫あります。レジまでどうぞ」の貼り紙が。このところの復刊ブーム、すでにオリジナル偏重の古本マニアではない俺には喜ばしいことです。
　ちなみに沢渡朔の「少女アリス」は一度、新装版が出ていますが、こちらは掲載写真に若干の異動があり、今回の完全版は「海から来た少女」とともに、クロス装までも再現したもの。俺が買い直すということはありませんが（なぜならこれまでアリスは三冊も売ったため）、少々高くてもファンには買いでしょう。「海から来た少女」は一冊目の「少女アリス」とくらべるとちょっとクォリティは落ちる、というのが俺の感想です。
　次に音楽書のコーナーにまわると、レコードジャケット関連の本でほしいものがあったが、これらは今回、スルーさせてもらい、コミックのコーナーへ。目的の「からくりサーカス」最終巻に、Ｔ原君オススメの、きづきあきら「ヨイコノミライ」１巻・２巻。ぶらぶら見ていると、目についたのが高橋真琴「パリ〜東京／さくら並木」の復刻版（小学館クリエイティブ）。神保町ではいくらでも積んであるのだけれど、調布には少数しか入ってこず、一冊しか残っていなかったので購入しておくことに。というわけで、午後はこれらの漫画を読んでまったりと過ごさせてもらう。