PARTY

 今日までお盆休み。世間と足並みをそろえて休んでしまった自分のスケジュール管理能力のなさというか、怠惰な性格に嫌気がさしますが、毎度のことなので、痛痒も感じなくなってしまったこの頃。本日ものんびりと漫画を読んだり、You Tubeを見て過ごしてしまう。読んだのは内田早紀「PARTY パーティー」(第1巻・イブニングKC)。
 世界で十指に数えられる大富豪・皆川耕田の一族郎党を乗せた客船が大爆発。急きょ探し出された遺産相続人は、これまで天涯孤独だった女子高生の島田緑子(メガネっ娘)。緑子が皆川家の屋敷(東京ドーム2000個分)に行ってみると、同様の経緯で探し出された遺産相続人の兄と弟が。兄・亮はアイドル風美男子の常識人、しかしその実態は世界最強のオタクで、緑子を理想の妹に調教しようともくろむ。弟・広司は小学生ながら、皆川家の遺産で世界征服をたくらむ危険思想の持ち主。こんな二人に振り回される緑子だが、遺産相続人の兄弟はあと2人もいるという(1巻ではまだ出てきません)。
 原作が「エリートヤンキー三郎」の阿部秀司なので、ギャグのテイストは同じ。この巻も楽しめたが、「三郎」が途中から尻上がりに面白くなってきたように、本作も調子が出てくるのは2巻以降かも。


Party 1 (イブニングKC)


■今日の売上
とりいかずよしトイレット博士 トイレット研究所編 vol.1」(太田出版) 300円
諸星大二郎「夢見る機械」(サンコミ)「アダムの肋骨」(ジャンプ・スーパー・コミックス) 300円
楳図かずお「おろち」(1&2巻・秋田書店サンデーコミックス) 510円