がんばれ、団子屋

 午前中新宿で仕事を受け取り、午後さっそく着手。が、頼まれたイラストレーターのデータ修正があっというまに終わったので、あとは読書。昨日から黒川博行の初期警察小説集(創元推理文庫)を読んでいて、「海の稜線」を読み終え、今日は「切断」。大阪府警を舞台にした一連の作品だが、この頃から黒川博行はおもしろい。もともと、黒川が面白いと教えてくれたのはJ太郎氏だが、今では俺もすっかりファン。晩飯前には「切断」を読み終え、次は気分転換に漫画。竹宮恵子「ウェディング・ライセンス」(サンコミ・全2巻)。竹宮恵子の作品ではさほど重要な位置ではないだろうけど、マフィアの抗争に主人公とヒロインの恋愛が絡み、美少年も押さえてあるというコミカルな作品。軽く書いたものだと思うが、そつなくまとめているのはさすが。就寝前、バツラジで外山恵理TBSアナの「スジいぢり」。これは現在公開中の映画のあらすじを結末まで紹介するという、ありがた迷惑なコーナー。今日の俎上に乗せられたのは、蜷川実花監督・土屋アンナ主演の「さくらん」。最後の外山アナの一言コメント、「金魚、多すぎ」に笑う。外山アナ(愛称ピノコ)の身も蓋もないコメントでは、これまで、「デスノート」に対して「人、死にすぎ!」、ケヴィン・コスナーの「守護神」に対して「海猿かよっ!」などの名言があったが、今後も毒をまき散らしてほしいもの。まぁ、思ったことをすぐに言ってしまう恐いもの知らずな性格だけに、「チューボーですよ」でのあっという間の降板、現在、担当のテレビ番組なしという事態になったんだろうけど、今のラジオ中心のほうが絶対合ってるよな。俺は応援しています。


切断 (創元推理文庫)