筋肉の違いなのか

 日曜日に打ち合わせたリーフレットの構成、コピーに昨日から呻吟。長いことやってなかったので、広告関連の仕事の難しさを改めて思い知る。なんにもアイデアが出てきません。普段やっている雑誌や書籍の仕事だと、ある程度のパターンを当てはめることから始められるのだけど、広告の場合は狙いと目的がはっきりしているので、インパクト勝負というか、イメージを作り上げることが大事になる。瞬発力が必要というか、中距離・長距離勝負の雑誌・書籍とは明らかに使う筋肉が違いますね。夕方にはなんとかすべての材料をデザイナーに送るが、どうなんでしょう。まったく自信なし。友人からはしばらく仕事を手伝うように頼まれているので、再勉強しなければならない。とほほ。
 読書のほうは、昨晩も黒川博行。「迅雷」(文春文庫)を読み終える。ヤクザの組長を誘拐して身代金を強奪しようという大阪の食い詰め者たちのお話。スピーディーな展開、皮肉のきいた会話、登場人物のキャラなど、非常に満足。で、今晩は目先を変えて町田康「テースト・オブ・苦虫3」(中央公論新社)を読み始める。


迅雷 (文春文庫)