紙ジャケ問題

 ここ最近、仕事はどうにもならないところまできているし、発送しなければならん本はいっぱいあるしで首が回らない状態が延々と続いているのですが、唯一嬉しかったのは確定申告の還付金が振り込まれたこと。昨日はそれを握りしめ、デッカ/ロンドン時代のストーンズの紙ジャケを一気に6枚購入。本当はもっと欲しかったのだが、たくさん買っても聴くのに飽きちゃいますからね。昨日はそれを一日かけていたのだけど、いやぁー、60年代のストーンズいいですね。自分の場合、リアルタイムでストーンズを聴いたのは「悲しみのアンジー」あたりからなので、フェイバリットアルバムはワーナー時代の「スティッキー・フィンガーズ」「メインストリートのならず者」「ブラック・アンド・ブルー」を頂点に、デッカ/ロンドン時代は「ベガーズ・バンケット」「レット・イット・ブリード」という、まぁ、今でも誰しもが挙げるアルバムだったわけです。それ以前の曲は各種編集盤で済ませていたのですが、このたびCDでそれ以前の音を改めて聴くと、これがすごくイイんです。好みが変わったといえばそうなのかもしれないけど、70年代に60年代の音を聴くと、10年前の音の古くささというか、時代遅れの感が否めず、まだお子様のおいらにはちゃんと鑑賞できなかったんですね。「サティスファクション」なんてさんざん聴き飽きたと思っていたのが、個々の楽器の音は面白いわ、グルーヴ感はあるわで新鮮! 解説によると今回のものは「左右に振り分けの異なるトゥルー・ステレオ・ミックス」による初バージョンなんだそうです。こりゃあ、ええわぁ。ファンでも好き嫌いがはっきりしている「ビトゥイーン・ザ・バトンズ」「サタニック・マジェスティーズ」だって、いいよぉー。まぁ、マニアの方には今回の紙ジャケはUS盤が大半で評価はいまひとつということらしいですが、UK盤のほうだけでも買いですね。しかし、古本にばかりううつをぬかして紙ジャケ・ブームに乗り遅れてしまった自分は、これからどうすればいいんでしょう。欲しい盤は、ほとんど売り切れてしまっています。ザ・フーとかCCRとか。ザ・バーズだって欲しいし、ピンクフロイドもイエスも。。。皆さん、紙ジャケってどうしてます?


アウト・オブ・アワ・ヘッズ(UKヴァージョン)(紙ジャケット仕様)