もっとIKKICOMIXを

 周囲から早く読めと言われていた平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」(光文社)をようやく読了。巷間言われるほどグロいとも思わず、かえって文体の密度にこそ驚かされる。Amazonのレビューや感想を書いたブログを見ると一般のミステリファンには評判は良くないようだけど、謎解きに興味のない俺にはこんな小説こそ面白い。「オペラントの肖像」なんてブラッドベリオーウェルだよな。「ミサイルマン」も古本に落ちてきたら買ってみようっと。


独白するユニバーサル横メルカトル


 以下は、最近発売のコミックスから。


滝本竜彦/大岩ケンヂ「NHKにようこそ」第8巻(角川書店

 いよいよ最終巻。が、なにかパワーダウンのまま終了という印象がぬぐえない。作者も悩んだ末の結末だとは思うのだが。はじめの頃のでたらめな疾走感を維持するのはやはり難しいということなのでしょう。


NHKにようこそ! 8 (角川コミックス・エース 98-12)


小山ゆう「あずみ」第42巻(ビッグコミックス

 皆さんはどうだか知りませんが、俺はしつこく読んでます。


あずみ 42 (ビッグコミックス)


乃木坂太郎医龍」第14巻(ビッグコミックス

 これも皆さんはどうだか知りませんが、俺はしつこく読んでます。


医龍 14 (ビッグコミックス)


鬼頭莫宏「ぼくらの」第7巻(IKKICOMIX)

 残り6人になってしまったんですね。子供たち。話の筋は置くとして、発売日だというのに入荷数は3冊。IKKICOMIXをもっと入れてください、リブロさん!


ぼくらの 7 (IKKI COMIX)