複合機も壊れました

 今月に入ってから取材漬けとなり、一日おきに都心へ出かけておったわけですが、今週はそれを延々と原稿にする作業。すでに夜型の生活に突入し、仮眠しては起きる状態を繰り返して、時間感覚がすっかり狂っている始末です。あー、早く終わらせたい。薄い書籍とはいえ、ほとんど1冊を書くのはやっぱり受けないほうがよかったのかも。
 泣き言ついでにもう一つ。ついに複合機が壊れてしまい、印刷がまったくできなくなりました。ファックスも送信はできるものの、受信はできず。今年に入ってパソコンを買い替えたばかりだというのに、今度は別の機器ですか。はー。さらに悪いことが起きなければいいのだが。。。ここには書いていないこともいろいろあるんだけど、今年は人生で最悪のときかも。いや、まじで。
 そんな状態が続いているので、当然、本を読む時間も少なくなってしまい、ようやく読み終えたのが魚住昭野中広務 差別と権力」(講談社)1冊のみ。なぜ今さら野中? という疑問もありましょうが、野中本人の伝記的記述の部分が面白いのはもちろん、法案の通っていくシステム、自公連立の裏話など、知っていて損はしない話が満載。政治に興味のある人はぜひ、とおすすめしたいところだが、売れた本なのでみんな読んでるだろうな。
 もう1冊は政治家つながりで、吉田茂の長男・吉田健一の「旨いものはうまい」(角川春樹事務所)。これは就寝前などにぱらぱらと適当なところを拾い読みしています。毎食、自宅でしょぼいもんばっかり胃に流し込んでる身としては、生唾が出てきて読んでいると本当につらくなってくる。来月、仕事が終わったら、何か旨いもんでも食べに行きたいなぁ。いまの季節だったら、空豆のつきだしに生ビールでまず一杯。つぎにシマアジ、スズキ、タコなどからどれか刺身を頼んで、日本酒を冷やでキューッと一杯。気前のいいお姉さんかおじさんのいる清潔なカウンターの店で、コップから升にあふれるほどのお酒をついでくれるところだったらもう最高。あ、鳥刺なんかもいいっすね。比内鶏とか。レバーもまぜてもらって。あぁ、これ以上想像するのはもうやめよう。


野中広務 差別と権力 旨いものはうまい (グルメ文庫)